カルナック神殿

さて、クルーズ船でたどり着いたのはルクソール東岸!
古代エジプトでは何世紀にも渡って栄華の中心にあったテーベと呼ばれていた場所
まずはカルナック神殿を観光してきました。

世界最大の神殿建造物だけあってこれまた偉い迫力!

初期はアメン神を祀る神殿だったが、その後ハトシェプスト女王やトトメス3世、セティ1世、ラムセス2世等が神殿を建設・増改築を続け、プトレマイオス朝時代やローマ帝国時代の遺構も残る最大神殿へと発展していったそう

参道には、かつては3km先のルクソール神殿まで連なっていたという、頭は羊・胴体はライオンのスフィンクス

謎のおじさんがお出迎え♪

ここにはトトメス1世とハトシェプスト女王の立派なオベリスクが2本立ってました!
親子オベリスク〜(^o^)丿(実はこの2人↑親子なんです)
昔はキラキラ輝くオベリスクだったらしいんだけど、今は跡形もなく剥がされてしまってます。
いろいろあってかなり恨まれてたらしいハトシェプスト女王...個人的にはとても気になる存在だったりするんだけどね^_^;

そんな彼女のオベリスクにおもしろい顔発見!これもヒエログリフなのかな?

こちらは倒れてしまったオベリスク、この角度から見ると鉛筆みたいでしょ(^^♪


カルナック神殿といえばオベリスクだけでなく大列柱も凄かったです!

開花パピルス柱と未開花パピルス柱が134本も立つ石柱の森!
王や王妃や神の姿のレリーフで埋め尽くされた柱の世界

美しさに見惚れながら記念撮影していると、チャイナオジサンわざとフレームIN!!(゚Д゚)ウゼェェェ
ここで初めて中国人観光客に遭遇してしまったのですが、やはりマナー悪すぎ・・・
遺跡に堂々と「岩」と落書きしてたりして、本気でドツいたろか?!と思いました。
ゴ━━━━(# ゚Д゚)━━━━ルァ!!


こちらは落書きではありませんが、歴史の中で抹消され無残な姿で削り消されたレリーフも...

継母ハトシェプスト女王の記録を王名表から消し去り、彼女の壁画やカルトゥーシュなどをことごとく削り取ってしまった犯人はトトメス3世らしいのですが、それには深〜いワケが・・・その話はまた後日するとして、ここまでやるなんて相当な怨念を感じませんか?!

どんな理由であれ、美しい遺跡は大切にしたいですね

こんな可愛らしいレリーフも♪

羊頭のスフィンクスとお昼寝犬(。-ω-)zzz. .

こちらはカルナック神殿のスカベラ像

このスカラベを7周すると願い事が叶うと言われてるんだって!
皆、"ちびくろサンボ"になっちゃいそうな勢いで、グルグルヽ(@◇@)ノ グルグル回ってました!
そういう迷信をまったく信じない私...皆が回るのを黙って眺めてたら、添乗員さんがポツリ「私、何回も回ってるけど幸せぜんぜん訪れない!」と。
それは・・・おかしいねぇ・・・(笑)

ナイル川クルーズ

エドフにてホルス神殿を観光した後は、クルーズ船に戻ってランチタイム!
この日は午後からのんびりナイル川クルーズを楽しみました

船内はクリスマス用にパンで作ったオブジェの準備中だったりなにやら楽しそうなムード♪

と、ここで船がエスナの水門に入ったとの連絡が!
デッキに出てみるとなんだか凄い事にっっっ\(◎o◎)/!

川に段差があるため、この水門で水位を調節して移動するらしく、水の音が轟いてました

そんな様子を撮影してる撮影隊に遭遇。皆めっちゃ笑顔でなに撮ってたんだろ?(^▽^)

デッキにはプールもありましたが水が冷たくて誰も入らず・・・^_^;
特にすることもなくここにいても仕方ないので、とりあえず船内に戻ってネットでもすることに。

アラビア語のキーボードのノートPCが置いてあり、誰でも自由に使えるようになってました
ネットは30分$3、フロントに言えばIDとパスワードをくれて、代金はルームチャージ精算。

ナイル川クルーズ船内でまさかWi−Fiが使えるなんて思ってなかったので驚いちゃいましたが、空いた時間に現地のツアー会社の方とメールのやり取りができたり、ツイッターでちょっと呟いたりできてホントに助かりました。


さて、日が傾きかけてきた頃、ティーパーティーに参加するためまたまたデッキへ移動すると

小舟を高速で漕ぎながら去っていく謎のエジプト人と目が合った!!凄いパワーだ(笑)

その後は特におもしろいこともなく静かにお茶を飲みながらサンセットクルーズを楽しんでいると・・・

どこからともなくお祈りの時間を知らせるアザーンという放送が聞こえてきました

ふと辺りを伺うと...やはりお祈りしてる人発見!イスラム教って本当に熱心なんですね

そうこうしているうちにもうこんなに日も暮れて・・・

そして感動のナイル川の真っ赤な夕焼け!!!ジーン...(≧ω≦。)
エジプトに来てよかったと強く感じた瞬間でした。

エドフ

前日はドタバタでしたが、ぐっすり眠ってスッキリ忘れて疲れもリセット!
この気持ちの切り替えがエジプト旅行を楽しむうえで重要なポイント(^^)v
クルーズ船に誘われ、エドフへやってきました!


エドフでは馬車で神殿まで向かいます

白馬の馬車に乗ってみました〜(^o^)丿

が、4人も乗って重かったのか遅っ!(笑) どんどん追い越されてく・・・


でもね、頭の上にカマキリ乗っけた馬車おじさんが街中を案内してくれておもしろかったょ♪


馬車に揺られること数十分、到着したのはここ!ハトポッポ神殿

ホルス神殿(エドフ神殿)です

ホルスとはエジプト航空のシンボルマークでも有名なハヤブサ頭の神様のこと

入口には二体の立派なホルス神像が立ってました

神殿奥の至聖所には復元されたホルス神の聖船も展示されてました(^^)v

ここには美しいレリーフが数多く残っていてどれも凄い迫力!



中にはこんなレリーフも・・・

叔父であるセト神(なぜかカバで描かれてる?)に父を殺されたホルス神が復讐するというサスペンス劇場のような神話があるらしく、カバ退治風ストーリーがいっぱい描かれてました

みんな仲良くしましょうよ〜゙(´・ω・`人´・ω・`)

そしてこんな所にも猫!

紀元前237年から紀元前57年の間に建設され、160年前まで半分以上が砂に埋もれてたこの神殿
砂のおかげでこんなにキレイに残ってたなんて、砂漠の国・エジプトならではですよね
感動しました。

ナイル川クルーズ船

さてさて昨日の続き。
アブシンベルの地獄バスを体験した後、予定ではアスワンからナイル川クルーズ船に乗船するはずだった私達。

ところがここでまたトラブル発生!
なぜだか乗船予定時刻前にクルーズ船が出航してしまったとのこと


・・・

なんでやねんっっっ(╬ಠ益ಠ)!!



なにがなんだかワケも分からぬまま、

結局、コムオンボまで行ってしまった船をバスで追いかけることにっ!!

=ε=ε=ε=ε=(o・・)oブーン

この日のバスの移動時間4時間+4時間+2時間・・・(-ノ-)/Ωチーン.

コムオンボに到着した頃にはもう夜で、しかもその日のうちに船は出航しちゃうとかで、翌日観光予定だったコムオンボ神殿が船の都合で観光できなくなったとの知らせが・・・密かに楽しみにしてた場所だったので実は相当ショックでした(TωT)

軽く落ち込みながらクルーズ船で夕食を済ませ、早々と就寝したおちぇぶ。
その日の夜にはガラペイヤ仮装パーティー(実はこちらも楽しみにしていたイベントだった)があったのですが、インドの観光客だらけでマハラジャパーティーみたいだったとか(笑)それはそれで見てみたかったけど、疲れてそれどころじゃなかったんで仕方ないですね^_^;

あ、クルーズ船のお部屋はこんな感じ。なかなか快適でした!

1日1回ベッドの上にはタオルアートのサービスが♪

こっこれは...なんだ???

地獄の砂漠バス

さて、少し日が空いてしまいましたが、本日もえじぷつ旅行記いきます!

前日の夜にカイロから寝台列車に乗り、向かった先は上エジプトのアスワン

列車が予定より1〜2時間くらい遅れて到着したため、この日は朝からドタバタな予感(^^ゞ

慌しくもとりあえずアスワンハイダム到着!

ダムというより広大すぎて湖?な感じでした

その後、ギリギリセーフでアブシンベル行きの待ち合わせ場所へ到着┗(゚ω゚#)┓≡3≡3
アスワンからアブシンベル間は、テロや強盗防止のために警官の護衛車が付き添って車列をなして走るコンボイというシステムでなければ行かれない地域=それだけ危険(治安がよくない?)ということで、ちょっぴりピリピリムードでの出発となりました

が、実際はそんな事情を怖いと感じるヒマもないくらい、砂漠のガタボコ道をノンストップで爆走するバスの運転の荒さにひたすら耐え続けた地獄の4時間×2だったワケですが・・・
(この数日後、同じ場所を通った観光バスが事故に遭い、何人もの方が亡くなられたというニュースを聞いて、無事に帰って来れただけで感謝しなければと思ったおちぇぶでした)


車酔い&疲れによりグロッキー状態で辿り着いたアブシンベル神殿!

どーーーーーーーん!!!いきなり凄いっっっ!!

さすがに遺跡観光のハイライト的存在です

ラムセス2世によって建造された壮大な岩窟神殿
1年のうち2度だけ一番奥の至聖所を朝日が照らすように作られてるんだとか!神秘的♪

こちらは小神殿!ハトホル女神と最愛の妻ネフェルタリのために捧げられた神殿

あっちにもこっちにもラムセス2世でどんだけ自分大好きなんだ?って気もしましたが(笑)
どちらも圧倒的な迫力と存在感で大変素晴らしいものでした

アスワンハイダム建設に伴い危うく水没しそうになった所をユネスコの救済の呼びかけがきっかけで現在の場所に移築されたこの神殿。元の場所は湖の底に沈んでしまっているそう。

世界遺産。今、ここに残されていることに感謝です!

そして旅は続く。

最後の一枚は砂漠の蜃気楼でした

エジプト旅行カイロ編

さて昨日の続き。

ギザのピラミッドを後にし、向かった先は・・・

その前に、カイロの街中!

凄いでしょ?これ!日本人なら軽くパニくるエジプトの交通事情(笑)
そういえば信号なんてあったかな?レベル^_^;道路も車線があるんだかないんだか?常に前から後ろから左から右から隙間を見つけてあうんの呼吸で人も車もビュンビュン通り過ぎて行く...そんな感じ。
当然ながら事故も多いらしく…この数日後リアルに交通事故に巻き込まれた私達\(◎o◎)/!!こっちは大型バスだったから無事だったけど、無理な追い越しかけてきた相手の車は道のド真ん中でひっくり返ってるし〜!ホントビックリでした(>_<)道行くエジプト人達に「よっこらしょ」な勢いで元に戻してもらってたけど、終始ありえない展開に目が点でした。


さて、気を取り直してハンハリーリ・バザールから!
迷路のように入り組んでいるこの市場。気をつけないとあっという間に迷子になりそうです。
様々な雑貨やスパイス、香水瓶や水煙草などなど、エジプトらしい品物が所狭しと並んでいます。
ここではすべての物の値段が交渉によって決まるのですが(よって値札は一切付いてません!)これがまたおもしろいんです♪
だいたいは英語で交渉するのですが、日本人と分かれば一斉にヘンな日本語で声をかけてきます(笑)
「バザールでゴザール」「No高ぁい」「見るだけタダ」「ヘイ!価格破壊っ」←これにはウケタww

いったいどこでそんな言葉を覚えたんだか・・・陽気で人懐っこいエジプト人パワーに押し切られそうになりながらも、ちゃっかり値切ってランプとか香水ビンとかラクダの置き物とかいろいろお買い物を楽しんだおちぇぶでした(^^ゞ


お次はモハメド・アリ・モスク

イスラムと言えばモスク!ですよね

ここの中庭にはモハメド・アリが当時のフランス国王にルクソール神殿オベリスクを1本贈ったお返しにもらった時計台が!
パリのコンコルド広場に今も立ってる有名なあのオベリスクのお返しがコレ?ちょっと釣り合わなくない?もうちょっといい物と交換してもらえばよかったのにね( ̄m ̄〃)ププッ!

このモスクは内装も見所の一つなんです!

きらめくシャンデリアに、幻想的なステンドグラスなど贅を尽くした装飾

なにもかもが美しすぎてうっとりでした(^^♪

イスラム教徒ではないけれど、私もこんな場所でお祈りしてみたいなぁ...なんて


さて、この日のラストは楽しみにしていたカイロ考古学博物館へ!

ここは、ツタンカーメンの墓から発掘された黄金のマスク、黄金の棺なんかが展示されていることで有名な博物館です。
残念ながらカメラ持ち込みがNGだったので中の写真はありませんが、とてつもないお宝がざっくざっくで興奮モノでした!
中でも私が一番感動したのが、ツタンカーメンとアンケセナメンが描かれた『黄金の玉座
その片隅にはアンケセナーメンが棺に捧げたといわれる矢車菊の枯れた花束もひっそりと展示されてました。
歴史は流れても、そこに"若い2人の確かな愛"があったんだっていうのがじわじわと伝わってきて思わずうるっときちゃった(>ω<、)ウゥ…

ふと気がつくと外はもうこんなに暗くなってました

オベリスクの片隅に猫の姿が・・・様になってますね(=^・^=)
しばし放心状態でこんな光景を眺めてたおちぇぶでした