オーケストラ!

ずっと前から観たかったオーケストラ!をついに観てきました。

story:1980年、ロシア・ボリショイ交響楽団から多くのユダヤ人が連行され、それに反対した天才指揮者のアンドレイも楽団を解雇されてしまう。アンドレイはいつか復職する日を夢見て、30年にもわたり劇場清掃員として働いていたが、ある日パリのシャトレ座から送られてきた出演依頼を見つけ、偽のオーケストラを結成することを思いつき・・・
主演アンドレイ・フィリポフ役は、ロシアの名優アレクセイ・グシコフ。
共演アンヌ=マリー・ジャケ 役は、「イングロリアス・バスターズ」のメラニー・ロラン

ソ連時代の圧政で地位を奪われたロシアの元天才指揮者が30年後、共に音楽界を追われた演奏家たちを集め、ボリショイ交響楽団に成り済ましてパリ公演を実現させてしまうというあり得ない展開なのですが、フランス映画らしい味がある作品に仕上がっていてこれがかなりおもしろいんです!

空港へ向かうためにチャーターしたバスが来なくても「想定内だ」と誰一人文句も言わず、7キロもの道のりをぞろぞろと歩いて行く羽目になったり、やっとパリに着いたと思ったら今度はそれぞれの目的を果たすために行方をくらましてしまう楽団員たちと、コンサート直前までロシア人らしい豪快さで(笑)終始ハラハラさせられっぱなしの展開なのですが、終盤に演奏されるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は圧巻!悲しい過去の告白に涙が止まらなくなってしまいましたが、とてもいい作品で感動しました。

陽気なロマのおじさんの魔法使いのような多才ぶりも最高だったな♪
やっぱりフランス映画って素敵!できればもう1回シアターで見たいと思える作品でした


感動覚めやらずに帰宅するとこれまたタイミングよくロシア文化フェスティバルさんからお手紙が届いてまして、ピアノリサイタルとフォークアンサンブルの公演のご招待状などが入ってました!これは嬉しい(^^♪

同封されていた『ロシア大使から見た日本と日本大使から見たロシア』という写真と絵画のプログラムが意外におもしろくって思わずムフフッとなってしまったおちぇぶ(*´艸`)
日本人には当たり前でも、外国人から見るときっと凄く不思議な光景なんでしょうね♪

『ロシア大使から見た日本と日本大使から見たロシア』アレクサンドル・パノフ&都甲岳洋=写真と絵画の合同展覧会

日時:2010年8月16日(月)〜21日(土)午前11時〜午後6時(初日13時、最終日16時)
場所:東京交通会館B1F ゴールドサロン

同じく8月16日(月)〜29日(日)11:00〜18:00 NHKふれあいホールギャラリーにて、ロシア連邦少年少女絵画展(モスクワ芸術アカデミーリツェイ&ロ日協会提供)も開催中ですので、こちらも興味があればいかがてすか?